大好評 毎月開催 地球一周トークショー

2年半かけて旅してきた地球一周を3分で振り返ってみます。

まずはお隣の国、韓国。「新潟ってどんなところ?」と聞かれ、泉田知事をアピールしようと韓国語風に「チジイズミダ」と返答。早速新ネタができる。

タイでは園児の前でパフォーマンスを披露するが、「何がおもしろかった?」との問いに「かお―!」と言われてしまう。この辺はまさしくバンコク共通だ。

ニュージーランドではバックパッカーとして鍋で米を炊く方法を覚えた。今でもこれはキャンプなど、みんなで料理をするときに「釜はないよ!」「構わないよ!」と役立っている。

オーストラリアでは様々な文化の違いを見せつけられながらも「豪に入れば豪に従え」を実践。

カンボジアではタトゥーで額に「愛」と彫っている男性を見かける。天地人を思い出す。

世界がっかり名所の1つと言われているシンガポールのマーライオンはちょうど改装中のため水が出ていなくて、さらにがっかりさせられた。その後、偶然プライベートのクリス松村さんと遭遇。実写版マーライオンに思えて元気が出た。

中国語で宝田明はホーチミンと読むらしく、ベトナムでは英雄扱いされるらしい。

インドでは右手でカレー、左手で尻を拭くを実践。それが普通だなんてインド人にビックリ。

エジプトではラクダに乗った。なぜだか生まれて初めての気がしない。そう、よく見ると数週間前にお会いしたクリスさんにそっくりだった。新潟の寒い冬と同様にエジプトにもカイロにラクダ(ももひき)がいるでしょう。

庄野真代の曲を口ずさみながらトルコへ。スリの被害に遭う。「恨まないのがルール」と自分に言い聞かす。

ジェスチャーの認識の違いによりギリシャではあわや一触即発。この頃から失敗を経験と言えるようになった。

ヨーロッパではイタリア、フランス、スペインだけでなく、世界一小さな国ヴァチカン市国へも行った。面積はディズニーランドより小さく、人口は僕が通った中学校の全校生徒より少ない。また、二番目に小さいモナコでは所得税、住民税が無いことに驚かされる。おまけに固定資産税も相続税も不動産取得税も無いなんて羨ましい税。

モロッコではストリートチルドレン、コロンビアでは先祖がアフリカから奴隷として連れてこられてきた黒人コミュニティ、パナマではエンベラという先住民族、ジャマイカではボブマーリーの孫にも会った。多くの出会いは、僕自身が日本にいた頃の自分と会話をするという機会を与えてくれた。

登山をしたグアテマラでは水よりもビールの方が安かった。言葉の通じないメキシコではとりあえずアミーゴ(友だち)という言葉を連発していたら何とかなった。

「自分1人で生き抜く力を身につけてくるぜ!」と旅に出たが、結局「1人では生きていけない…」ということを思い知らされて帰ってきた。しかし、この気づきが何よりもの財産だ。 「1人じゃない」には2つの意味がある。「1人ぼっちじゃない」という勇気を肯定するものと「1人でやっているんじゃない」という自分勝手さを否定するもの。

新潟に帰ってきた今もなお、僕は世界一周中です。

高橋なんぐ地球一周トーク6-169x240