大韓航空ではコチュジャンがもらい放題「こりゃん いーやー(Korean Air)」

先日の韓国の記事が学校の先生方から好評でした。ありがとうございます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

韓国での生活で、未だに慣れないのがトイレである。ほとんどのトイレで拭いた紙を便器に流せないのだ。近くに置いてあるゴミ箱に捨てるのだが、見た目も匂いもとてもきつい。何とかならないものだろうか…。

 

トイレの思い出といえばオーストラリアにて一時期ルームシェアという住み方をしていた。家賃を浮かすために最高で男14人暮らしを経験した。アパート1棟にではなく、1室に14人。当然のことながらシャワーとトイレは1つずつしかなく、朝のトイレはいつも長蛇の列。ひどいときは前夜から並んでいる輩もいた。「電器屋の新春セールか!」と思わずツッコミたくなったものだ。

 

湯船にちゃんと漬かりたい派の僕としては、シャワーだけの生活に慣れるのにも少し時間がかかった。しかも日本のようなヘッドが取り外せるものではなく、頭上に固定されているものがほとんどで、シャワーを中心に自分が動くのだ。

「みんなおしりはどうやって洗っているのだろう?」と不思議でしかたなかった僕は逆立ちをしてシャワーを浴び、せっけんで滑って腕を捻挫したこともあった。このとき初めて洗面器の偉大さに気づいた。日本の水回りは本当にすごい。

 

外国人旅行者が日本で感激するものの一つにトイレがある。ハリウッドスターや海外のセレブたちがお土産として、こぞってウォシュレットを買って帰る姿もよく目にする。TOTOの広報によると現在、日本の洋式トイレの60%にウォシュレットが付けられているそうだ。背景に「日本には水で清潔にする文化があることが大きい」というのもうなずける。

 

ふたは自動で開閉し、便座は温かく、用をたしている間はせせらぎの音、水も勝手に流れる。日本のトイレは間違いなく世界トップレベルだ。それでも「洋式って呼ぶのか?」とすら思ってしまう。

 

所変わればトイレも変わる。大げさかもしれないがトイレでその国の文化や風土を感じることもできる。国によってはいつ敵が襲ってくるかわからないという理由からドアに向かってしゃがむ和式型やヨーロッパでは背伸びしても全く届かない小便トイレもあった。

特に印象的だったのは初の海外旅行で訪れた中国。仕切りがない所が多く、ノックをするドアもなければ、それ以前に使用中かどうかは嫌でも一目瞭然なのだ。 また、見慣れないものでは1本の長い溝にまたがる形式のものもあった。清涼感のない流しそうめんとでも言おうか、たまに端の方から水が流れてくるのだが、何も知らずに下流にいると悲惨な目に遭うのだ。

 

…とここまで書いていて気づいたのだが、前回はこちら韓国では高校受験がほとんどないなど教育的な違いにも触れたが、今回は教育的な話が全く出てこなかった。

 

どうぞ全て水に流してください。

1つ言えるのはやはりトイレも受験生もすいせんが楽である。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA