温泉とカンボジアとタトゥー

日本の温泉といえば入れ墨やタトゥーを禁止としている所が多い。この間も大浴場から追い出されている外国人を見かけた。背中には「I♡NY」の文字。見ようによっては「入浴大好き」とも見えるので、なんだか気の毒だった。

海外ではタトゥーをファッションとして捉えている人が多い。最近では見た目がカッコいいという理由から漢字を彫っている外国人も結構いる。先日見かけた人は首に「首」という字を入れていた。そして首のみならず、肩には「肩」、腕には「腕」と入れていた。このわざわざ感は「夏の夏期講習」「焼いた焼き菓子」と同列だ。しかし、残念なことに手にはなぜか「毛」と入っていた。惜しい…。

「無料」という字もよく見かける。おそらく「FREE」つまりは「自由」ということが言いたかったのだろう。この間違いは一生背負うものとしては何とも安っぽい。

カンボジアですれ違ったカップルもすごかった。思わず二度見してしまったのだが、スキンヘッドのがたいのいい男性の額に「愛」と彫ってあったのだ。痛いのが苦手な僕にはとてもまねできない。「待てよ。どこかで見たことあるなぁ。あっ…天地人!」現代の直江兼続アンコールワットで見つけたり。ふと彼女に目を移すと海賊のタトゥーが。こちらはお船の方か!