久しぶりの再会です。
こちらの専務理事の工藤先生は17年くらい前に朝日中学校に呼んでくださった先生です。
NAMARAのお笑い授業、私とのやりとりも昨日のことのように覚えていてくださり、お話しくださいました。

「当時の朝日中学校は今では想像しがたいのですが、ものすごくヤンチャな学校でした。
特に目立つところで12人くらいツッパリ君たちがいたのですが、NAMARAさんとのやりとりがあった後、学校生活においても良い意味で彼らに変化があったのです。
そして、当校では初となる3年生全員が高校進学志願を出したのです。
しかも、全員無事合格したんです!これはものすごいことでした!なんぐさん、あのときは本当にありがとうございました・・・」
・・・このことは私も初耳でした。涙が出るくらいものすごく嬉しい事実です。
その場だけのただのお笑いで終わることなく、私たちが帰った後も何かしらが残るということは私自身が目指すお笑いの理想の1つだからです。
私も朝日中学校でのことは鮮明に覚えています。
当時の教頭だった工藤先生と校長先生に志村けんさんがコントで使うような白鳥のオマルのようなコスプレを付けてもらったり、女装をしてもらったのです。
このとき学校が1つになりました。
校長先生と教頭先生自らが先頭に立ってバカになってくれたおかげです。
『一生懸命バカになれる人間はバカじゃない』ってことは中学生にも伝わりますからね・・・
工藤先生は私にものすごく感謝してくださっていましたが、むしろ「学校のためなら、生徒のためなら」とこんな若造の提案を受け入れてくださった先生方に感謝しています。
時折、こういった嬉しい知らせが届くから、だからお笑い授業はやめられない。
悪に悪をもって倒しても正義にはならないし、弱い人のために弱くなれる人こそ本当は強い人なのだ。